投稿日:2014年3月8日|カテゴリー:小松圭介
今年もエクスターンシップの季節がやってきました。当事務所では、ロースクール生のエクスターンシップを積極的に受け入れています。春休みと夏休みに、青山学院大学ロースクール、首都大学東京ロースクール、早稲田大学ロースクールの学生を受け入れています。これまでに受け入れてきた学生の数は10人を超えました。私たちが取り組んでいる事件に弁護士と同じ気持ちで取り組んでもらい、机の上の勉強だけでは学べないことを体験してもらいたいと思っています。これは私たち弁護士にとっても非常に貴重な経験です。ロースクール生の純粋で、率直的な指摘が、事件の解決に大きく影響を与えることは少なくありません。
私がロースクール生に教えられることがあるとすれば、ロースクールで学んだことは決して裏切らない、ということです。いま振り返ってみると、書物を読み、判例を調べ、同級生と議論をする時間はかけがえのない時間でした。弁護士になってからは、勉強をする時間は限られています。もっと勉強しておけばよかったと後悔することがあるかもしれません。3年ないし2年の期間を、ぜひ大切にしてください。
また、当事務所でのエクスターンシップを経験した(元)ロースクール生が司法試験に合格し、実務に出る準備をするために司法修習を始めています。司法修習で体験する「実務」は、ロースクールや当事務所で見たものとは少し違うかもしれません。その違いに最初は戸惑うかもしれません。そういうときこそ、あなたがロースクールで学んできたことや身に付けた豊かな感覚に自信を持ってください。