投稿日:2012年2月24日|カテゴリー:岩佐政憲
現在、アメリカの連邦最高裁判所で、「interpretation」という単語の解釈について争われているそうです。
(参考URL:http://jp.wsj.com/japanrealtime/blog/archives/9547/)
「interpretation」というと、通常は「通訳」と訳しますが、簡単に言うとここに「翻訳」は含まれるのか、というのが争点のようです。
日本語でも、「通訳」と「翻訳」はとても似ているような気がします。例えば「通訳費用はお支払します」と言ったときに、状況によっては文書の翻訳費用についても支払う意図がある、とされることがあり得るような気がします。
契約書を作成するとき、二義を許さないような表現を使えとよく言われますが、なかなか完璧というのは難しいようです。
こんな基本的なことが最高裁判所で争点になるのか、と少し驚くと同時に、この訴訟の上告人が日本人であるということから、興味深くウォッチしています。