事例紹介

成田で逮捕、最短で釈放され帰国


図1

 
インドネシアから成田空港を経由してアメリカに向かう飛行機の中で、客同士の喧嘩が発生しました。
喧嘩の一方当事者であった初老の男性(アメリカで会社を経営するインドネシア系アメリカ人)は、経由地の成田空港で飛行機を下され、成田警察署に逮捕されてしまいました。
 
アメリカに住む家族から依頼を受けた我々は、警察署に急行して本人から直接事情を聴取しました。
喧嘩をしてしまったことは事実のようでしたが、先に仕掛けたのは相手方であり、幸い相手にも怪我はありませんでした。
それよりも、依頼人の健康状態が非常に悪かったため、警察に治療と投薬の申し入れを行いました。
一方で我々は、検察官と交渉し、勾留期間の満了を待たずに彼の不起訴処分を獲得しました。
 
その後、ご本人は釈放され、我々の案内で都内の旅行社で新しい航空チケットを購入し、無事にアメリカに向けて出発されました。
このような迅速な対応ができたのは、通訳人を介さずに英語で直接コミュニケーションできたことが大きな要因でした。
逮捕直後に英語で日本の刑事司法制度を説明することができたので、依頼者も手続を理解し、落ち着いて取調べに対応することができました。
余談ですが、彼は釈放後、立ち寄る予定のなかった東京で初めてとんかつ定食を食べ、そのおいしさに感激しているようでした。

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