明日から司法試験です。4日間にわたる長丁場で、知力はもちろんですが、体力も試される苛酷な試験です。受験生のみなさまには、とにかく健康に留意して最後まで走り切ってもらいたいです。この段階になると、受験生にできるアドバイスというのは、もうほとんどありません。緊張するなと言っても、3回しか受けられないというプレッシャーが重くのしかかり、緊張してしまう人は緊張してしまうでしょう。油断するなと言っても、ポカをしてしまう時はしてしまうものです。
受験生のみなさんは、もうすでに自分の性格をよく分かっているでしょうから、自分なりの注意事項を頭に入れて、受験をされるでしょう。どうかそれを貫いて欲しいです。
私が自分に言い聞かせていた注意事項は、とにかく「あきらめない」ということでした。試験中には、予期せぬ事態が次から次へと起こります。そんなとき、「ああダメだ」とか、「もう時間がない」などとあきらめそうになってしまいます。しかし、そこからあきらめずに問題に食らいつき、なんとか答案を書ききることに集中していました。
実際、試験中にこんなことがありました。ある問題を解き終わったとき、やけに時間が余ったので、答案の見直しをしていたところ、途中の小問を飛ばして答案を書いていたことに気が付いたのです。もう試験終了の時間が迫っており、「ああこれまでの努力が水の泡か」と思いかけたのですが、「あきらめてはいけない」と自分に言い聞かせ、なんとかその小問を書き足しました。このときばかりは、手が震えて字を書くのにひと苦労しました。今思い返しても、あのときあきらめなくて本当に良かったです。
受験生のみなさんには、どうか緊張しても、ポカをしたことが発覚しても、試験終了のベルが鳴るまで、決してあきらめないで欲しいです(受験生は今頃こんなページを読んではいないでしょうが。)。

2013-05-14 22:35 | 岩佐 政憲komainu