Taipei

台北弁護士会の招聘を受けて、6月9日、裁判員裁判と法廷技術に関する1日セミナーの講師をしました。台湾の司法院(最高裁判所)は「観審制」という国民参加システムを提案しています。裁判官3名に加えて5人の市民が観審員として公判に参加します。裁判官の評議と観審員の評議は別々に行われ、観審員の評決は裁判官を拘束しないことになっています。しかし、裁判官は、観審員の評決を採用しないときは判決文にその旨を記載しなければなりません。台北弁護士会の有力メンバーは、この制度に必ずしも賛成していません。陪審制のように、事実認定の権限は市民だけに与えるべきだと考えています。これから立法作業が行われますが、台湾にも、韓国、日本に次いで市民参加型の刑事裁判が始まることは間違いありません。