当事務所では、ロースクール生のエクスターンシップを積極的に受け入れています。この春(冬)も、首都大学東京ロースクール、青山学院大学ロースクールの学生をエクスターンシップとして迎え入れました。ロースクールの学生たちには、私たちが取り組んでいる事件に、できるだけ弁護士と同じように、分け隔てなく、関与してもらうようにしています。

いま、私たちは長期間にわたる覚せい剤密輸事件の裁判員裁判の真最中です。エクスターンシップに来ているロースクール生には連日連日裁判員裁判を傍聴してもらい、率直な感想、意見等を言ってもらっています。これは私たち弁護士にとっても非常に貴重ですし、ロースクール生にとっても非常に貴重な経験だと思っています。

昨今、ロースクールは危機的状況にあります。しかし、私はロースクールがあったからこそ今の自分があると確信しています。ロースクール生を全力で応援したいと思っています。私は自分の経験から、ロースクール生が何のしがらみもなく、弁護士と近い距離感で事件に取り組み、率直に意見交換をすることは極めて貴重な経験、極めて重要な経験だと思っています。

多くの弁護士、法律実務家は、司法研修所での司法修習こそが、法律実務を間近に学ぶ他に得られない機会だと考えています。しかし私はそうは思いません。最高裁判所が設置する司法研修所での司法修習ではなく、独立した個々の弁護士から法律実務を学ぶ機会こそが最も重要だと思っています。

そのために、当事務所にエクスターンシップに来たロースクール生には、できるだけ貴重な経験を、その後にやってくる司法修習でも打ち消すことのできない経験をしていただきたいと思っています。

2012-02-18 22:22 | 趙 誠峰